12/17(火)山中惇史 plays Erald

日本とパリを拠点に活躍する音楽家・山中惇史。
その活動は多岐に渡り、作曲家/編曲家、そしてピアニストとして国内外の著名なアーティストから絶大な信頼を得ています。
特に近年では、宮田大や上野耕平などトップ奏者 との共演やソリストとしてオーケストラとの公演への出演、坂東祐大作曲の「報道ステーション」テーマ曲の演奏に抜擢されるなど、ピアニストとしての手腕・センスにも注目。

今回のコンサートで使用するのは1840年製のエラール。
タカギクラヴィアのヴィンテージシリーズに、新たに加わった楽器です。
フォルテピアノ時代のアクション機構を飛躍的に発展させ、リストの超絶技巧曲にも大いに貢献したエラール。
ロマン派の黄金時代を彩ったオリジナルの響きを、是非体験してください。



■日程:2024年12月17日(火)
■時間:開場 18:30  開演 19:00
■場所:タカギクラヴィア 松濤サロン (渋谷区松濤1-26-4)
■料金:5,000円  50席限定・全席自由・1ドリンク付

■プログラム
モーツァルト:
 デュポールのメヌエットによる変奏曲

ショパン:
 6っのポーランドの歌曲より(リスト編)
 スケルツォ第2番  他

山中惇史編:
 パリ・シャンソンめぐり

■チケットは【SHOPPING】 から、ご購入いただけます。
お問い合わせはタカギクラヴィアまで tel.03-3770-9611

基本的には「当日精算」でのお取り扱いになりますが
「Paypal(クレジット支払い)」
「銀行振込」でのお支払いも可能です。
事前にチケットの送付は致しませんのでご了承ください。

■プロフィール

山中惇史(ピアノ)
東京藝術大学音楽学部作曲科を経て同大学音楽研究科修士課程作曲専攻修了。
後に同大学器楽専攻ピアノ科卒業。第26回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位受賞。
またピアニストとしては2018年にリサイタル・デビュー。
共演者としても絶大なる信頼を置かれ、国内外の著名なアーティストに指名を受け共演を重ねる。
東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団など多数のオーケストラとの共演、作品が演奏されている。

2020年にピアニスト・作曲家の高橋優介とのピアノデュオ『176』(アンセットシス)を結成。
2021年10月アルバム『ジョン・ウィリアムズ・ピアノコレクション』をエイベックス・クラシックスより発売。
2023年2月最新アルバム『ショパン – 旅路 -』を日本コロムビアより発売。

X(旧Twitter)→@ginyamagin
Instagram→@yamanaka.atsushi

■使用ピアノ《1840年製 エラール》

マリー・アントワネットの楽器係だったエラールは、フランス革命のころ楽器製造拠点をロンドンに移し、イギリス式アクションをさらに発展させた「ダブル・エスケープメント方式」を発明しました。それによりピアニシモでの同音連打が可能になり、ピアノ表現の多様さ、テクニックは飛躍的に発展。リストを広告塔として超絶技巧の楽曲で聴衆を熱狂させました。
また弦の下から音を止める「アンダー・ダンパー・システム」を考案。若干の余韻を残しながら柔らかく止音することができるため、余計な和音の濁りがなく、ノン・レガートで軽やかな表現が可能となりました。
しかし、革新的で複雑な構造はメンテナンスも難しく、アクションにトラブルが発生すると、その修正に時間を要しコンサートに支障をきたすこともありました。
一世を風靡したエラールも、1853年ニューヨークに設立された新しいピアノメーカー「スタインウェイ」に、その座を奪われることになります。