2026.2.1 雁部一浩 ピアノリサイタル


松濤サロン20周年記念コンサート。

■日程:2026年2月1日(日)
■時間:開場 15:30  開演 16:00
■場所:タカギクラヴィア 松濤サロン (渋谷区松濤1-26-4)
■料金:5,000円 50席限定(全席自由 1ドリンク付き)


スカルラッティ:ソナタ
メンデルスゾーン:無言歌集より
ショパン:ポロネーズ Op.26
ショパン:マズルカ Op.59 他
リスト:コンソレーションより
雁部一浩:5つの即興的商品
       


■使用ピアノ《ローズウッド》

非常に美しいローズウッドのボディを持つ1887年製のニューヨーク・スタインウェイ。カーネギーホールやメトロポリタン歌劇場創立当時より1925年まで、スタインウェイ社の貸出用コンサートピアノとして活躍していた楽器である。
その後、日本に渡り、ある時期キャピトル東急ホテルに所蔵されていた。そして1986年、ホロヴィッツが2度目に来日した際、滞在していたホテルでこのピアノを弾いて絶賛したという記録と写真が残っている。曲によって様々に変わる表情、弱音の表現力など、ロマンティシズムとエンターテインメントが共存した時代の深い味わいは、今のピアノでは決して表現できないだろう。

■チケット

チケットは【SHOPPING】 から、ご購入いただけます。
基本的に《当日精算》のみ、事前のチケット発送はございません。
お問い合わせはタカギクラヴィアまで tel.03-3770-9611

■プロフィール

●雁部 一浩 
1955年生まれ、東京理科大学理学部物理学科卒業。在学中に室生犀星、石川啄木、八木重吉の詩による歌曲集を発表。平井康三郎氏の推薦で「詩と音楽の会」に参加し新作発表。畑中良輔氏監修「日本名歌曲集」では「ドイツリートの技法の精神をさらに深めた中で普遍性のある手法を日本の詩の中に求めている」と紹介された。後期ロマン派の流れを汲む作風で、代表作に上記歌曲集の他、「ピアノの為の幻想曲」「ピアノ三重奏の為のロマンス」「フルートとピアノの為のロマンスとソナチネ」「2つのロマンス」(以上、音楽之友社刊)。

ピアニストとしても活動し、各地でのリサイタルの他、室内楽、歌曲を含む数々の演奏会を行う。CDは「雁部一浩ヴィンテージ・ピアノアルバム」、「クライスレリアーナ」、「平野忠彦が唱う雁部一浩歌曲の世界」(平野忠彦追悼盤として再発売)、「毛利伯郎・雁部一浩ライヴアルバム」、「ロマン主義へのオマージュ」など多数、その作品と演奏は、往年の巨匠オレグ・ボシュニアコーヴィチ氏、マックス・エッガー氏からも高い評価を得た。台東区教育委員会主催ミレニアムホール室内楽演奏会の音楽監督、代官山教会オープニング演奏会シリーズの企画を担当。2018年にピアノ芸術研究会を発足、「往年の巨匠たちが体現し、次世代に伝えんとしていた真の芸術としてのピアノ演奏、響きの在り方の追求、復活、伝承を求める」との趣旨で活動を行う。講演や執筆も多く、著書に「ピアノの知識と演奏」(音楽之友社刊)。