3/30(日)伊藤悠貴&渡邊智道 デュオ・リサイタル

今、注目の若手アーティスト伊藤悠貴(チェロ)&渡邊智道(ピアノ)。
2024年11月30日の第1回目のコンサートは、即完売!
シリーズ第2回目のテーマは、イギリス印象主義の作曲家ジョン・アイアランド(1879-1962)。
アイアランドは、師のスタンフォードからドイツ音楽の古典、とりわけベートーヴェンやブラームスの作品について薫陶を受け、
青年時代にドビュッシーやラヴェルの作風のほか、ストラヴィンスキーやバルトークの初期作品からも影響を受けました。
使用する楽器は、1887年製スタインウェイ《ローズウッド》。
まさに作曲家が活躍してた時代の楽器による演奏は、アイアランドの世界観を見事に再現してくれることでしょう。



■日程:2025年3月30日(日)
■時間:開場 13:30  開演 14:00
■場所:タカギクラヴィア 松濤サロン (渋谷区松濤1-26-4)
■料金:5,000円  50席限定・全席自由・1ドリンク付

■プログラム
《オール・アイアランド・プログラム》
チェロとピアノのためのソナタ
ピアノのためのソナチネ
聖なる少年(伊藤悠貴編)他

■チケットは完売となりましたが、キャンセル待ちをご希望の方は
タカギクラヴィアまでお電話ください。03-3770-9611

■プロフィール

伊藤悠貴(チェロ)
15歳で渡英。2010年ブラームス国際コンクール第1位、2011年ウィンザー祝祭国際弦楽コンクール第1位、2019年齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。これまでに、フィルハーモニア管弦楽団からスロヴェニア軍楽隊まで国内外の主要オーケストラと共演を重ね、室内楽の殿堂ウィグモア・ホールへのデビューを含む欧州各地でリサイタルを行う。その演奏は各国主要誌より「センセーショナル」(The Strad, UK)、「極めて詩的」(The Ensemble, Germany)、「東洋人離れした演奏家」(American Record Guide)、コンサート・ベストテン選出(音楽の友)などと評されている。幅広いレパートリーの中核にラフマニノフ研究を据え、2012年『ラフマニノフ:チェロ作品全集』でワールドワイドCDデビュー、生誕150年の2023年には学術単行本『ラフマニノフ考』を上梓し話題を呼んだ。近年は欧州の音楽大学にマスタークラス講師として招かれ、国際コンクールの審査員も務めている。

渡邊智道(ピアノ)
大分県別府市出身。東京を拠点に、各地で協奏曲客演、独奏、伴奏、室内楽のピアニストとして演奏。
2019年に、アルバム「バッハ&ショパン」をリリース。使用楽器は1887年製ニューヨーク・スタインウェイ《ローズウッド》。2021年、アルバム「Classic Recording」をリリース。使用楽器は、ホロヴィッツと世界ツアーを共にした1912年製ニューヨーク・スタインウェイ《CD75》。
作曲家として、歌曲集「井月の歌」「二つの相聞~芥川龍之介の詩による」、合唱組曲「雨~八木重吉の詩による」、「三つの幻想的民謡~ピアノ四重奏のための」などを書き、初演されている。合唱指揮、文筆、映画や広告の音楽制作なども手掛ける。
毎週日曜日8時より、ポッドキャストにて、インターネットラジオ「酒と泪と男とピアノ」配信中。

■使用ピアノ《CD75》—チラシ情報から変更になりました

《CD75》1912年6月19日生まれ 製造番号 #156975。
ホロヴィッツが最も愛した伝説の楽器として有名。晩年の全米ツアーの他、1982年のロンドン公演、1983年の初来日NHKホールでも使用された。
良く鳴る枯れたボディーと弦圧の低い響板。これにより響板のダンパー効果が弱いので、サスティーンが長い。特にピアニシモの音の延びは特筆すべきで、これにより表現力の豊かさが格段に広がって、整音の効果も十分発揮される。低音域から最高音域に至るまで各セクションの鳴りムラもないので、驚く程音量バランスが良い。これはピアノ本体の性能であり、このどれが欠けても名器と呼ばれる楽器にはなれないが、このCD75のボディーはその全てを持ち合わせた類いまれな名器である。