
【1843年製のプレイエルで綴るショパン】
2018年よりショパン国際ピリオド楽器コンクールが開催され、楽曲本来の表現を重視する風潮が高まってきました。
その曲が書かれた時代の楽器で演奏することによって、作曲家の意図した解釈に近づくことができ、より深い理解に繋がることは明白です。
このシリーズは、ショパン研究家である小坂裕子さんの解説を交え、1843年製プレイエルを使用するレクチャーコンサートです。
1843年といえば、まだショパンが33歳で存命していた時代。
ショパンの本質に迫りながらも当時のサロンさながらの密接な空間をお楽しみいただきます。
第3回目は、2026年7月11日を予定しています。
■日程:2026年4月4日(土)
■時間:開場 13:30 開演 14:00
■場所:タカギクラヴィア 松濤サロン (渋谷区松濤1-26-4)
■料金:5,000円 50席限定(全席自由 1ドリンク付き)
■使用ピアノ

◆プレイエル 製造番号 No.10456 CからGまでの80鍵
1843年7月完成、ベルサイユのエピネイ子爵が購入。
2018年、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール認定楽器。
フォルテピアノは構造的に華奢なため、コンサートコンディションで現存する楽器は少ないが、このNo.10456はほぼオリジナル状態を保つ貴重な楽器である。古典的なウィーン式を改良したシングルアクションは単純な構造のため、繊細な表現を伝えやすい。また鍵盤が軽く柔らかい音色を持ち、ピアニシモでの音色の変化が美しい。
■プログラム(変更になる場合がございます)
【第1部】講師:小坂裕子
パリの日々~書簡が語るショパン像
【第2部】坂巻 貴彦 コンサート
ノクターン 4番 Op.15-1
ノクターン 5番 Op.15-2
ワルツ 第5番 Op.42
ノクターン 7番 Op.27-1
ノクターン 8番 Op.27-2
ピアノ・ソナタ第2番 Op.35
■チケット
チケットは【SHOPPING】 から、ご購入いただけます。
基本的に《当日精算》のみ、事前のチケット発送はございません。
お問い合わせはタカギクラヴィアまで tel.03-3770-9611
■プロフィール
●坂巻 貴彦
横浜市港南区出身、現在ドイツ在住。桐朋学園大学音楽学部を経て、同研究生を修了。その後渡独し、ケルン音楽舞踏大学にてピアノ・ソロ修士課程およびフォルテピアノ修士課程を、審査員満場一致の最高得点で修了。2021年、ドイツ・ジークブルクで開催されたベートーヴェン生誕250周年記念の古楽器室内楽コンクール Beethoven in his time にて、自身がフォルテピアノを務める Trio Alterna が第2位を受賞。併せて、最も優れたベートーヴェンの演奏解釈に贈られる「ベートーヴェンハウス賞」も受賞した。その他、Karlrobert Kreiten ピアノコンクール(ドイツ)第3位、第12回 Medenus-Klavierfestival(ドイツ)第1位、第36回 Delia Steinberg 国際ピアノコンクール(スペイン)第3位など、国内外のコンクールで多数の受賞歴を持つ。ドイツをはじめ、イタリア、オランダ、ベルギー、スイスなど、欧州各地の音楽祭やコンサートシリーズに招かれ、精力的に演奏活動を展開。古楽鍵盤楽器の演奏が高く評価され、Piano Museum Haus Eller 名誉奨学生としてクラヴィコード、フォルテピアノ、チェンバロの無償貸与を受けている。演奏活動に加え、ドイツ・ハインスベルク市音楽学校にてピアノ・古楽講師を務めるほか、ケルン音楽舞踏大学古楽器科講師として後進の育成にも注力。これまでに多数のコンクール受賞者を輩出している。
●小坂 裕子(ショパン研究家)
東京藝術大学大学院音楽研究科音楽学専攻修士課程修了。専門は音楽学。著書に『自立する女 ジョルジュ・サンド』(NHK出版)、『ショパン知られざる歌曲』(集英社新書)、『人と作品 ショパン』(音楽之友社)、『フレデリック・ショパン全仕事』(アルテス・パブリッシング)があり、訳書にM.ボーフィス『シューマンのピアノ音楽』(音楽之友社)、ジョルジュ・サンド『マヨルカの冬』(藤原書店)、A.ブクレシュリーエフ『ショパンを解く!』(音楽之友社)、ジャン・ジャック・エーゲルディンゲル「ショパンの響き」(音楽之友社)など。2010年のショパン生誕200年のメモリアルイヤーでは、タカギクラヴィア松濤サロンにて演奏家とともに連続レクチャーコンサート。
公益財団法人市川市文化振興財団理事。本音楽学会会員。