6/19(木)《CD75》Birthday Talk & Concert

誕生から113年
~Horowitz Piano《CD75》の歴史を祝う~

《CD75》1912年6月19日生まれ 製造番号 #156975。
ホロヴィッツが最も愛した伝説の楽器として有名。
晩年の全米ツアーの他、1982年のロンドン公演、1983年の初来日NHKホールでも使用され、
二度ホロヴィッツの自宅にも運ばれている。

ちょうど100年後の2012年6月19日より、弊社主催で6.19コンサートを行ってきましたが、
今年は趣向を変えてサロンでのトーク&ミニコンサート形式でお届けいたします。
前半は、髙木 裕のトークで《CD75》の歴史や構造の秘密などをご紹介。
ランチタイムを挟んで後半は、今泉響平がホロヴィッツゆかりの楽曲などを演奏いたします。



■日程:2025年6月19日(木)
■時間:開場 11:30 開演 12:00
■場所:タカギクラヴィア 松濤サロン (渋谷区松濤1-26-4)
■料金:6,000円  30席限定(ドリンク&ランチ付き)

■演奏プログラム — 曲目・曲順が変更になる場合がございます
スカルラッティ: ソナタ K.87
シューマン:トロイメライ
スクリャービン:練習曲 Op.8-12
シューマン:アラベスク
ショパン:ワルツ Op.69-1
ショパン:英雄ポロネーズ   

■チケット

チケットは【SHOPPING】 から、ご購入いただけます。
お問い合わせはタカギクラヴィアまで tel.03-3770-9611

■使用ピアノ《CD75》

《CD75》1912年6月19日生まれ 製造番号 #156975。
ホロヴィッツが最も愛した伝説の楽器として有名。晩年の全米ツアーの他、1982年のロンドン公演、1983年の初来日NHKホールでも使用された。
良く鳴る枯れたボディーと弦圧の低い響板。これにより響板のダンパー効果が弱いので、サスティーンが長い。特にピアニシモの音の延びは特筆すべきで、これにより表現力の豊かさが格段に広がって、整音の効果も十分発揮される。低音域から最高音域に至るまで各セクションの鳴りムラもないので、驚く程音量バランスが良い。これはピアノ本体の性能であり、このどれが欠けても名器と呼ばれる楽器にはなれないが、このCD75のボディーはその全てを持ち合わせた類いまれな名器である。

■髙木 裕  Yu Takagi(ピアノプロデューサー)

ニューヨークにてスタインウェイ&サンズ本社の研究開発コンサルタント兼調律技術統括マネージャーであったW・ガーリック氏とコンサート部チーフのフランツ・モア氏に師事。コンサート・チューナーとして、著名アーティストのコンサートや、レコーディングを数多く手掛けている。1992 年より自社所有コンサートグランドピアノをステージに持ち込むスタイルを開始。これによりピアニストと技術者が理想とするコンサートやレコーディングが可能となり、すでに全国で7000回を越える日本唯一最大のコンサート&アーティスト部に成長した。2004 年、洋泉社より『スタインウェイ戦争』(共著)、2010 年 11 月、朝日新書より『調律師、至高の音をつくる』を出版、朝日新聞の天声人語に引用される。2013 年、日経プレミア新書より『今のピアノでショパンは弾けない』、2019 年音楽之友社より『ホロヴィッツ・ピアノの秘密』を出版。『音楽の友』誌に 3 年にわたって連載を執筆。テレビ朝日「徹子の部屋」「題名のない音楽会」などにゲスト出演。全国で講演、レクチャーコンサートなど多数に出演。
タカギクラヴィア株式会社 代表取締役。

■今泉 響平 Kyohei Imaizumi(ピアニスト)

10歳よりスズキ・メソードでピアノを始める。15歳で全課程を修了。高校卒業後にロシアに渡り、モスクワ音楽院本科・同大学院を修了。ラザール・ベルマン国際ピアノコンクール第1位ほか多数入賞。ピティナ・ピアノコンペティション特級にて銅賞受賞。また、ピティナ特級入賞に際しては、既にピアノ指導も始めており、史上初の「特級入賞&新人指導者賞受賞」としても注目を集めた。2016年のデビューアルバム「トロイメライ ~ピアノ名作集~」を皮切りに、現在までにCD5種類のリリースと3種類の楽譜を出版している。現在は、福岡と東京を拠点に演奏と指導に取り組む傍ら、編曲作品の演奏や音源からの採譜・出版などにも力を注いでいる。名陽木工製のオリジナルピアノ椅子を使用して独自のピアニズムを確立しており、唯一無二の存在感を放っている。名陽木工アンバサダー。