6/1(日)赤木 飛輪 ピアノリサイタル

■日程:2025年6月1日(日)
■時間:開演 15:00  開場 14:30
■場所:タカギクラヴィア 松濤サロン (渋谷区松濤1-26-4)
■料金:5,000円 50席限定(全席自由)
■使用ピアノ:Rachmaninoff Steinway (1932年製 Tai Hasegawa氏所有)


ラフマニノフとホロヴィッツは、同時代にアメリカへ渡り、アメリカクラシック黄金時代へ深く名を刻みました。
今回使用するピアノは、ラフマニノフがウェストエンド・アヴェニューに住んでいた1932年から1942年ビバリーヒルズに居を移すまでの間、多くの作曲に使用されました。
その後は、20世紀クラシック黄金期のニューヨーク、社交場でもあったサミュエル・バーバーの自宅で、ホロヴィッツをはじめ、ルドルフ・ゼルキン、マリアカラス、ユーディ・メニューインらが、楽器のまわりに集い、語らい、共に時を刻みました。
今回は私が感じている“ロマンティシズムの原点”『こころの中を聴かせる声』に焦点をあて、バーバーの『思い出 Op.28』より、そしてこのピアノで弾きたい曲を選んでみました。
(赤木飛輪)

◆プログラム
モーツァルト:ピアノソナタ 第13番 変ロ長調
アルボ・パート:アリーナのために
サミュエル・バーバー:『思い出』作品28より ワルツ、トゥー・ステップ
ショパン:幻想ポロネーズ 作品61
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第14番『月光』
チャイコフスキー:『四季』作品37bis より 4月 雪割草、5月 白夜、6月 舟唄
シューマン/リスト:献呈

◆チケットは 【SHOPPING】 から、ご購入いただけます。
 お問い合わせはタカギクラヴィアまで tel.03-3770-9611

◆プロフィール
5歳からピアノをはじめ8歳時に渡英。
ASEANショパンコンクール最高位。ロンドンブレント音楽祭、ノースロンドンミュージックフェスティバル、ミルトンキ-ンズ音楽祭のコンクールで一位獲得。
10才時にイギリスでソロリサイタルデビュー。
帰国後、桐朋女子高等学校音楽科に入学。同大学を卒業。
その間に、ヨーロッパで、ヒーホン国際音楽祭(スペイン)、コブレンツ国際音楽祭(ドイツ)、ゾイスターバーグ国際音楽祭(オランダ)、オロンナ国際音楽祭(フランス)など、数多くの音楽祭に出演。
また、ソロ活動やオーケストラとの共演も多く、2002年クイーン・エリザベス戴冠50周年の記念コンサートでは、ソリストとして招かれ、コーナーストーン・フィルハーモニーと共演し、そのCDはイギリスで販売されている。

桐朋学園大学を卒業後、トーマス・ジェニング奨学金を得て、英国王立音楽院大学院に入学。
2006年に帰国。
その後東京公演では、音楽の友、ショパン、ムジカノーヴァなどの音楽雑誌で高い評価を得た。
2008年2009年にはエストニア、ペルヌに招かれ、ソロリサイタルを開催、またパルヌ・シンフォ二アとモーツァルト協奏曲K466を共演。
2022年以来毎年ピアノオーディションKeyWalkTourのアドヴァイザーを務める。これまでに、三浦捷子、サラ・メディナ、竹内啓子、故御木本澄子、故イリーナ・ザリツカヤ、故ヘイミッシュ・ミルン、アルボ・ヴァルドマ各氏に師事。

◆使用ピアノ(1932年製) Rachmaninoff Steinway
ラフマニノフが、長らくニューヨークの自宅で所有していたピアノ。
ウェストエンド・アヴェニューに住んでいた1932年から1942年ビバリーヒルズに居を移すまでの間、ピアノ協奏曲第4番や交響的舞曲の作曲、またそれまでに作曲した作品の改訂をするなど、数多くの作曲に使用されており、「ラフマニノフのピアノ」として最も有名な楽器である。
このピアノはその後バーバーが所有し、ソナタ第1番などを作曲した。
バーバーのソナタ第1番は、1948年に作曲され1950年にホロヴィッツ が世界初演している。
ホロヴィッツは何度かバーバーの家を訪ね、作曲途中のソナタについて「終楽章をフーガにしたほうが良い」などバーバーに助言したという記録が残っている。