ラフマニノフ Ⅱ
《CD75》とラフマニノフの競演、再び!!
2019年リリースのアルバムに続き、重厚かつ繊細なラフマニノフの真髄を描き出す。
【2022年10月号 レコード芸術誌 特選盤選出】
1983年6月、ウラディミール・ホロヴィッツ初来日のNHKホールで、衝撃の音を奏でたピアノ《CD75》。
まさにラフマニノフと同時代を生きた1912年製のスタインウェイは、クラシック黄金時代の頂点を極めた楽器である。
この流れを最後に受け継いだのがホロヴィッツであり、このような楽器があったからこそ、ラフマニノフの楽曲が存在し得たと実感できるだろう。
ソナタやエチュードなど、技術的にも難曲であるが、心技体、全てに充実した江口の演奏からは、ラフマニノフの怒りや哀愁までもが幾層にもなって伝わってくる。
《ボーナストラック》は、ラフマニノフが自宅に所有していた1932年製のスタインウェイにて収録。
【収録曲】
ピアノ・ソナタ 第2番 作品36 変ロ短調(1913年版)
Ⅰ. Allegro agitato
Ⅱ. Non allegro. Lento
Ⅲ. L’istesso tempo. Allegro molto
幻想小曲集 作品3
エレジー 変ホ短調 Op.3-1
前奏曲「鐘」 嬰ハ短調 Op.3-2
メロディ ホ長調 Op.3-3(1940年改訂版)
道化師 嬰ヘ短調 Op.3-4
セレナード 変ロ短調 Op.3-5(1940年改訂版)
エチュード「音の絵」 作品39-4 ロ短調
エチュード「音の絵」 作品39-9 ニ長調
《ボーナストラック》
前奏曲 作品23-6 変ホ長調