ジェラール・プーレ ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲レコーディング

ジェラール・プーレ録音プロジェクト実行委員会は、タカギクラヴィア株式会社を中心に、世界的ヴァイオリニストであるジェラール・プーレ氏の演奏を後世に残すことを目指して、2023年8月に発足しました。
第一弾のメンデルゾーン:ヴァイオリン協奏曲に続き、2024年12月、第二弾として、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の録音を、指揮者の澤和樹氏と藝大フィルハーモニア管弦楽団の協力のもと、東京藝術大学にて実施いたしました。

プーレ氏の演奏するベートーヴェンは、力強さと繊細さを兼ね備え、かつてない美しさに満ちていました。
藝大フィルハーモニア管弦楽団のメンバーにも、大きな刺激となったと思います。
CDのリリースは2025年4月を予定しております。
どうぞ皆様、楽しみにしていてください。


プーレ氏も熱望している、三大ヴァイオリン協奏曲の録音シリーズ。
本物の演奏を音楽史の1ページに残したい、日本中・世界中に届けたいという思いで、1月5日までクラウドファンディングを進めています。
是非皆さまとともに、この夢を実現したく、ご協力をお願い申し上げます。

https://readyfor.jp/projects/poulet-beethoven


■プロフィール

ジェラール・プーレは、86歳を超えた現在も現役の巨匠である。指揮者とヴァイオリニストであったガストン・プーレの息子で、天才少年期を送る(父ガストンはドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを作曲家自身のピアノで1917年に初演した事で知られる)。

11歳でパリ国立音楽院に入学し、2年後に審査員全員一致の首席で卒業。18歳の時に、イタリアのジェノヴァでのパガニーニ・コンクールで優勝。巨匠ヘンリック・シェリングに師事。キャリアを世界中に広め、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、アフリカの各地で有名オーケストラと共演。名高い音楽フェスティバルや定期公演に出演している。

偉大な教育者でもあり、長年教授を務めたパリ国立高等音楽院を2003年に退官後、パリCNR市立音楽院のソリストコースとエコール・ノルマル音楽院で教鞭を執り、2005年4月から2009年3月まで東京藝術大学の客員・招聘教授を務めた。2010年4月から現在は昭和音楽大学の客員教授を務める。コンクールの優勝・上位入賞者を多数輩出し、日本のヴァイオリン界のレヴェルを確実に上げている。数多くのマスタークラス、主要な国際コンクールの審査員(長)に招聘されている。

日本では、京都フランス音楽アカデミー、いしかわミュージック・アカデミー、軽井沢国際音楽祭、河口湖ヴァイオリンセミナー、アップビートとかち音楽祭、NAGANO国際音楽祭、アーツ国際音楽セミナー《北海道》,《東京》、ミュージック・アカデミーinみやざき、妙高ストリングセミナーなどで講師を務める。また、多数の音楽大学(桐朋、国立、沖縄県芸、愛知県芸、フェリス、作陽、洗足)に招かれている。生涯で70枚以上のCD(LP)を出している。

2019年8月に日本国内でジェラール・プーレ・ヴァイオリン・コンクールを開催し、楽器の貸与を実施した。

2023年8月の85歳になる前日に、メンデルスゾーンの協奏曲をオーケストラと録音する偉業を果たした。

1995年にフランス芸術文化勲章 及び1999年に文化功労賞を受賞。2019年5月にフランス文化省より、フランス芸術文化勲章の最高位コマンドール (Commandeur de l’ordre des Arts et des Lettres)を叙勲。

日本弦楽指導者協会、及び日本フォーレ協会の名誉会員。日本在住。

https://www.gerard-poulet.com