フランスの至宝、プーレ氏のベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲を後世に残したい!

ジェラール・プーレ録音プロジェクト実行委員会は、タカギクラヴィア株式会社を中心に、プーレ氏の音楽を後世に残すことを目指して、2023年8月に発足しました。
本プロジェクトは、世界的ヴァイオリニストであるジェラール・プーレ氏が演奏する、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の録音を実施し、その音楽を未来に伝えていくことを目的としています。

今年はその第二弾として、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の録音を、指揮者の澤和樹氏と藝大フィルハーモニア管弦楽団の協力のもと挑みます。

本物の演奏を音楽史の1ページに残したい、日本中・世界中に届けたいという思いで、クラウドファンディングを立ち上げました。
プーレ氏も熱望している、三大ヴァイオリン協奏曲の録音。
是非皆さまとともに、この夢を実現したく、ご協力をお願い申し上げます。

https://readyfor.jp/projects/poulet-beethoven


現在86歳を迎えたプーレ氏は、現役のヴァイオリン奏者として活躍しており、今まで70枚以上ものCDを出しています。しかし、80歳を超えるまで、「三大ヴァイオリン協奏曲」と称される、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルゾーンの録音がありませんでした。

昨年、プーレ氏は「三大ヴァイオリン協奏曲」の一つであるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を、TOKAI Friends Chamberオーケストラの協力を得て録音しました。第1弾であるこちらの録音もクラウドファンディングにて、より多くのご支援をいただき、無事に達成しCDをリリースすることができました。

https://takagiklavier.com/cddvd/cd_poulet_mendelssohn/

当初はメンデルスゾーンの録音で完結するプロジェクトの予定でしたが、録音の仕上がりがあまりにも素晴らしく、また今回限りで終わらせてしまうことが勿体ないという思いから、録音終了後すぐに指揮者を務めた澤和樹氏と次のプロジェクトについて話し合い、今回のベートーヴェンの録音を実現する運びとなりました。

本プロジェクトの目標は、ロマン派作曲家の伝統を受け継ぐ演奏家による正統なクラシック音楽の解釈を後世に残すことです。
皆さまからのご支援で集めた資金は、「CD制作費用」「会場使用料」など経費に充当いたします。
録音は前回同様、日本コロムビア株式会社のトップエンジニアが担当、タカギクラヴィアのクラシック専門レーベル「NYS CLASSICS」より、4月リリース予定です。

プーレ氏も熱望している、三大ヴァイオリン協奏曲の録音。
本物の演奏を音楽史の1ページに残したい、日本中・世界中に届けたいという思いで、このプロジェクトを進めています。
是非皆さまとともに、この夢を実現したく、ご協力をお願い申し上げます。

https://readyfor.jp/projects/poulet-beethoven


■プロフィール

ジェラール・プーレは、86歳を超えた現在も現役の巨匠である。指揮者とヴァイオリニストであったガストン・プーレの息子で、天才少年期を送る(父ガストンはドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを作曲家自身のピアノで1917年に初演した事で知られる)。

11歳でパリ国立音楽院に入学し、2年後に審査員全員一致の首席で卒業。18歳の時に、イタリアのジェノヴァでのパガニーニ・コンクールで優勝。巨匠ヘンリック・シェリングに師事。キャリアを世界中に広め、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、アフリカの各地で有名オーケストラと共演。名高い音楽フェスティバルや定期公演に出演している。

偉大な教育者でもあり、長年教授を務めたパリ国立高等音楽院を2003年に退官後、パリCNR市立音楽院のソリストコースとエコール・ノルマル音楽院で教鞭を執り、2005年4月から2009年3月まで東京藝術大学の客員・招聘教授を務めた。2010年4月から現在は昭和音楽大学の客員教授を務める。コンクールの優勝・上位入賞者を多数輩出し、日本のヴァイオリン界のレヴェルを確実に上げている。数多くのマスタークラス、主要な国際コンクールの審査員(長)に招聘されている。

日本では、京都フランス音楽アカデミー、いしかわミュージック・アカデミー、軽井沢国際音楽祭、河口湖ヴァイオリンセミナー、アップビートとかち音楽祭、NAGANO国際音楽祭、アーツ国際音楽セミナー《北海道》,《東京》、ミュージック・アカデミーinみやざき、妙高ストリングセミナーなどで講師を務める。また、多数の音楽大学(桐朋、国立、沖縄県芸、愛知県芸、フェリス、作陽、洗足)に招かれている。生涯で70枚以上のCD(LP)を出している。

2019年8月に日本国内でジェラール・プーレ・ヴァイオリン・コンクールを開催し、楽器の貸与を実施した。

2023年8月の85歳になる前日に、メンデルスゾーンの協奏曲をオーケストラと録音する偉業を果たした。

1995年にフランス芸術文化勲章 及び1999年に文化功労賞を受賞。2019年5月にフランス文化省より、フランス芸術文化勲章の最高位コマンドール (Commandeur de l’ordre des Arts et des Lettres)を叙勲。

日本弦楽指導者協会、及び日本フォーレ協会の名誉会員。日本在住。

https://www.gerard-poulet.com